精選版 日本国語大辞典 「名残る」の意味・読み・例文・類語 なご・る【名残】 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 名詞「なごり」の動詞化 )① なごりを惜しむ。別れることを残念だと思う。[初出の実例]「鰌すくひが濁す日の陰〈其角〉 秋風を名残るか待乳山涼み〈才丸〉」(出典:俳諧・虚栗(1683)下)② 過ぎ去ったものの気配や影響を残す。[初出の実例]「それは明治以来の風俗を名残ってゐるものと、思はざるをえないのである」(出典:続女ひと(1956)〈室生犀星〉人生は飯事遊びから) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例