デジタル大辞泉 「向け」の意味・読み・例文・類語 むけ【向け/▽平け】 1 (向け)他の語の下に付けて、送り先や対象を示す。「フランス―の輸出品」「子供―の絵本」2 従わせること。服従させること。こちらに向かせること。「もののふの八十伴やそともの緒をまつろへの―のまにまに」〈万・四〇九四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「向け」の意味・読み・例文・類語 むけ【向・平】 [ 1 ] ( 動詞「むける(向)」の連用形の名詞化 ) 従わせること。帰服させること。[初出の実例]「もののふの 八十伴の男を 服従(まつろへ)の 牟気(ムケ)のまにまに」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇九四)[ 2 ] 〘 造語要素 〙 ( 向 )( 他の語の下に付けて用いて ) 対象・行き先や送り先を示すことば。「少年向けの本」「来期向けの企画」[初出の実例]「それを紹介する日本向けの雑誌やパンフレットを編集する」(出典:後裔の街(1946‐47)〈金達寿〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例