向井山遺跡(読み)むかいやまいせき

日本歴史地名大系 「向井山遺跡」の解説

向井山遺跡
むかいやまいせき

[現在地名]泉南市新家

新家しんげ川の左岸、標高一〇―一八メートルの段丘上にある。弥生時代から古代にかけての複合遺跡。昭和四六年(一九七一)から三次にわたる発掘調査が行われ、溝状遺構・石積遺構が確認された。出土遺物としては弥生時代の二条の簾状文のある第三様式の土器が若干と壺形の第四様式土器、石器としては石鏃石包丁・石鎗、また投弾形土製品が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android