向北原遺跡(読み)むこうきたはらいせき

日本歴史地名大系 「向北原遺跡」の解説

向北原遺跡
むこうきたはらいせき

[現在地名]益子町七井 向北原

小貝こかい川左岸の台地南端部にある古墳時代前期から後期にかけての集落跡、および古墳時代前期の方形周溝墓群。遺跡は現在ゴルフ場となっている。昭和四八年(一九七三)調査が実施された結果、古墳時代前期の住居跡一五軒、後期の住居跡一軒、同前期の方形周溝墓八基の遺構が検出された。とくに群在する方形周溝墓は、一辺三六メートルの二号墓から八メートルの四号墓までその規模に大小があるが、すべて住居が廃棄された後に造られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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