向新保村(読み)むこうしんぽむら

日本歴史地名大系 「向新保村」の解説

向新保村
むこうしんぽむら

[現在地名]武生市向新保町

日野山の北西麓にある。日野川西岸から、川を越えて対岸に新しく開村したことから村名が生じたと思われ、西岸の諸村と同じ南条郡に属していたが、明治二二年(一八八九)の町村制の施行の際、北日野きたひの村内の一集落となって今立郡に移った。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図南仲条みなみなかじよう郡中に村名と高四一七・三〇六石が記され、正保郷帳によると田方三八六石余・畠方三〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android