向河原村(読み)むこうがわらむら

日本歴史地名大系 「向河原村」の解説

向河原村
むこうがわらむら

[現在地名]豊川市向河原町

東は豊川をもって加茂かも(現豊橋市)と境し、西南麻生田あそうだ村。「麻生田村誌」に「古時豊川ノ郷、年号不詳、小野田之荘ニ属ス」とある。豊川の流れは古来氾濫によって幾度も河道が変わっているので正確を期しがたいが、「和名抄」所載の宝飯ほい賀茂かも郷か豊川郷の一角であっただろう。近世は吉田藩領に属すことが多かったが、天保三年(一八三二)から同七年までは幕府領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android