向泉寺跡(読み)こうせんじあと

日本歴史地名大系 「向泉寺跡」の解説

向泉寺跡
こうせんじあと

[現在地名]堺市市之町東五丁

かつての市之いちのてら町の西側中央にあった真言宗の寺。創建地は三国みくに山の方違かたたがい神社付近で、もと同社の別当寺であった。山号三国山、本尊千手観音。向泉寺縁起(方違神社文書)によると天平一五年(七四三)聖武天皇の勅願所として行基が開創したと伝え、向井寺とも称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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