日本歴史地名大系 「向郷」の解説 向郷むかいごう 秋田県:由利郡矢島町向郷子吉(こよし)川右岸に位置し、対岸は前郷(まえごう)、東は堰根(せきね)山と八塩(やしお)山。近世初期には度々領主が変わり、正保二年(一六四五)矢島藩領の仁賀保(にかほ)郷二二ヵ村のうち一六ヵ村と、本荘藩領の向郷・玉米(とうまい)郷・下村(しもむら)郷の一六ヵ村とが所替され、向郷は矢島藩領となる。同年の向郷一一ヵ村の郷高は一千四九四石四斗一升で、含まれる村は平生森村・坂の下(さかのした)村・新庄(しんじよう)村・中山(なかやま)村・八ッ杉(やつすぎ)村・指鍋(さしなべ)村・木在(きさら)村・小坂(こさか)村・杉沢(すぎさわ)村と郷内(ごうない)村の一部(矢島町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by