君父の仇は倶に天を戴かず(読み)くんぷのあだはともにてんをいただかず

精選版 日本国語大辞典 の解説

くんぷ【君父】 の 仇(あだ)は倶(とも)に天(てん)を戴(いただ)かず

  1. ( 「礼記曲礼・上」の「父之讎弗与共戴一レ天」による ) 主君や父の敵とはともにこの世に生きたくない。君父の敵には生命を捨てても報復しないではいられない。
    1. [初出の実例]「夫(それ)君父(クンプ)の讐(アダ)には共(トモ)に天(テン)を戴(イタダカ)ず、兄弟の仇には兵をかへさずといへり」(出典読本・稚枝鳩(1805)四)

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