吟送(読み)ぎんおくり

精選版 日本国語大辞典 「吟送」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐おくり【吟送】

  1. 〘 名詞 〙 浄瑠璃の節章の一つ。人物の登退場に用いるヲクリではなく、節に色をつけるのに用いるヲクリ。語りは中キンから主音に落とすので比較的低音だが、三味線はキンの音を使うので、よりはなやかな旋律になる。時代物の上品な静かな場面に用いることが多い。正本では「キンヲクリ」と書く。
    1. [初出の実例]「若や高野と心ざし、キンヲクリ 旅の用意の小風呂敷。背に忍海吉野なる下市」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む