含アルミニウム泉(読み)ガンアルミニウムセン

デジタル大辞泉 「含アルミニウム泉」の意味・読み・例文・類語

がんアルミニウム‐せん【含アルミニウム泉】

泉質の一。温泉水1キログラム中に100ミリグラム以上のアルミニウムイオンを含むことなどが条件皮膚病効能があるとされる。→泉質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「含アルミニウム泉」の意味・わかりやすい解説

含アルミニウム泉
がんあるみにうむせん

温泉の泉質の一種で、おもにアルミニウムを含む。旧泉名は明礬泉(みょうばんせん)。温泉水1キログラム中にアルミニウムを100ミリグラム以上含むと療養泉となる。アルミニウムを含む温泉には多くの場合酸性で鉄を含み陰イオンとして塩化物イオンCl-や硫酸イオンSO42-がある。鉄を含むと明礬緑礬泉となる。新名称は、アルミニウム・鉄(Ⅱ)硫酸塩泉、または含鉄(Ⅱ)アルミニウム硫酸塩泉となる。群馬県草津温泉、秋田県玉川温泉などがこれに相当する。皮膚病に効果がある。

[綿抜邦彦]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android