療養泉(読み)リョウヨウセン

日本大百科全書(ニッポニカ) 「療養泉」の意味・わかりやすい解説

療養泉
りょうようせん

温泉療法に利用する鉱泉(温泉)のうち、源泉(温泉湧出口)での温度が25℃以上、かつ遊離二酸化炭素、総鉄イオン、水素イオン、ヨウ化物イオン、総硫黄、ラドン、アルミニウムイオン、銅イオン、溶存物質(ガス性のものを除く)のうち少なくとも一つを、規定量以上含有するもの。環境省策定の「鉱泉分析法指針」により定義されている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「療養泉」の解説

療養泉

温泉の分類の一つ。1948年に制定された日本の法律温泉法」により「温泉のうち特に治療の目的に供しうるもの」とされたもののこと。療養泉の条件は、温度が摂氏25度以上であり、溶存物質・遊離炭酸・銅イオン・フェロまたはフェリイオン・アルミニウムイオン・水素イオン・総硫黄・ラドンのいずれか一つを一定濃度以上含んだものと規定されている。

(2015-10-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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