吸殻(読み)スイガラ

デジタル大辞泉 「吸殻」の意味・読み・例文・類語

すい‐がら〔すひ‐〕【吸(い)殻】

タバコを吸ったあとに残る灰や燃えさし。
必要な部分成分などを吸いとった残りかす。「吸い殻になるまで搾り取られる」
[類語]燃え殻燃えさし燃え残り灰燼余燼燃え滓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吸殻」の意味・読み・例文・類語

すい‐がらすひ‥【吸殻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 有効な部分を吸い取ったあとののこり。成分をすい取った残りかす。すいがらし。
    1. [初出の実例]「一期連れ添ふ大事の男、すひがらにせまいと、本女房さへかけ引きする」(出典:浄瑠璃・大職冠(1711頃)三)
  3. タバコを吸ったあとの燃えさし。
    1. [初出の実例]「吸からは明行空の蛍哉〈松友〉 一番鳥やたちはなの宿〈西鶴〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第九四)

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