吹き捲く(読み)フキマク

デジタル大辞泉 「吹き捲く」の意味・読み・例文・類語

ふき‐ま・く【吹き×捲く】

[動カ五(四)]風が激しく吹いて物を巻き上げる。
縦横に―・く風が思いのままに海をひっぱたくので」〈有島生れ出づる悩み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吹き捲く」の意味・読み・例文・類語

ふき‐ま・く【吹捲】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 風が激しく吹いて、物を巻き上げる。強い風で、物を吹き散らす。
    1. [初出の実例]「山かぜにさくらふきまきみだれ南花のまぎれに君とまるべく〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三九四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android