精選版 日本国語大辞典 「吹き萎る」の意味・読み・例文・類語
ふき‐しお・る‥しほる【吹萎】
- [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 強く吹いて撓(たわ)め痛める。風が吹いて草木をしおれさせる。
- [初出の実例]「した荻もおきふしまちの月の色に身を吹きしおるとこの秋風」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)
- [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 風に吹かれてしおれる。
- [初出の実例]「思はぬ谷の下草まで吹しほれて」(出典:海道記(1223頃)蒲原より木瀬川)
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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