吹井浦(読み)ふけいうら

日本歴史地名大系 「吹井浦」の解説

吹井浦
ふけいうら

[現在地名]由良町吹井

由良湾の北岸にあり、吹井と糸谷いとやの二集落からなる。東は江駒えのこま浦、西は大引おおびき浦・神谷かみや浦、北は衣奈えな浦・小引こびき浦。慶長検地高目録には吹井村とあり、村高二九九石余で、小物成五斗二升一合。延宝六年(一六七八)の「日高鑑」は吹井浦と記し、田畑二四町一反余、高三〇二石余、家数五三、人数三二六、牛二五で、家数の内訳は本役二三・半役一〇・無役九・庄屋一・年寄二・桶屋一・ありき二・舟方五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む