吹溜(読み)ふきだまり

精選版 日本国語大辞典 「吹溜」の意味・読み・例文・類語

ふき‐だまり【吹溜】

〘名〙
① 雪や落葉落花などが、風に吹き寄せられて一か所に溜まる所。ふきだめ。
※俳諧・寛政句帖‐六年(1794)「家陰や雪吹雪吹の吹き溜り」
② 転じて、行き場のない、社会生活からの脱落者などが自然に寄り集まる所。
※愛国者たち(1972)〈藤枝静男〉「事実そこは、小藩不平の秀才吹き溜まりになっていたのである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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