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秀才 シュウサイ

デジタル大辞泉の解説

しゅう‐さい〔シウ‐〕【秀才】

非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。
中国で、科挙の試験科目の一。のち、科挙に応じる者および合格者をさすようになった。また、明・清時代には府・州・県学の在学生を称した。
律令制の官吏登用試験科目の一。また、その試験に合格した者。

す‐さい【秀才】

《「す」は「しゅう」の直音表記》「しゅうさい(秀才)3」に同じ。
「人に文読ませなどするほどに、―四人まゐれり」〈宇津保・沖つ白浪〉

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうさい【秀才】

日本古代の律令制下に式部省が行った官人登用試験の一つ。博学高として大学などから貢挙されたものに,大きな論題二つを課し,上上~下下の9等に評価した。中上第までの4等が及第で,上上第は正八位上,上中第は正八位下を授けるがひじょうに難関であった。蔭位(おんい)資格者や孝悌で表彰されたものは,蔭位・叙階に一等を加えて叙すことになっていた。上下,中上第は式部留省であったが,802年(延暦21)にそれぞれ大初(そ)位上,大初位下に叙すことになった。

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大辞林 第三版の解説

しゅうさい【秀才】

学問・才能のすぐれた人。
中国で、科挙の科目の一。また、その合格者。唐中期頃廃絶。のちには科挙に応ずる者をいう。明・清代では府・州・県学の生員(在学生)の雅称。
律令制で、大学から推薦された学生に式部省が課した方略策、すなわち国家の根本問題についての論文試験。
文章得業生もんじようとくごうしようの異名。

すさい【秀才】

〔「す」は「しゅう」の直音表記〕
しゅうさい(秀才)」に同じ。 「 -四人まゐれり/宇津保 沖つ白波

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

秀才
しゅうさい

優れた才能の意で、その持ち主をもいう。中国で、隋(ずい)時代から清(しん)代までのおよそ1900年間行われた科挙(高等官資格試験)の、唐代における主要科目の一つに秀才科があり、秀才はその受験資格の持ち主や試験合格者をさしていった。日本でも令(りょう)制によって制度化され、重要国策に関する問題を扱う方略策の試験及第者の称とした。そのため文章得業生の異称としても用いられ、のち、さらにこれが転じて、人並みはずれた才能やその持ち主をいうようになり、今日のように、天才に次ぐ才能を意味し、知能段階の序列を表すことばとしても用いられるようになった。[宇田敏彦]

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世界大百科事典内の秀才の言及

【紀伝道】より

…すなわち,教科内容は三史(《史記》《漢書》《後漢書》)その他の中国の歴史書や,《文選(もんぜん)》以下の中国の詩文などであり,教官には文章博士2人があたった。文章生は20人で,これを進士と称したが,その中の優秀な者2人を文章得業生とし,これは秀才と称した。また文章生の希望者が多いので,文章生候補者として,擬文章生20人が置かれた。…

【考試】より

…そして典薬寮の医・針生は,医・針博士が1ヵ月に一度試験し,典薬頭・介が一季ごとに試験したが,さらに宮内卿・輔が年終試を行った。つぎに中国の科挙にならった式部省による官人採用試験は,(1)秀才は博学高才のものを採り,方略試2条を試験して,上上~中上第の四等が及第,上上第は正八位上,上中第は正八位下に叙した。(2)明経(みようぎよう)は二経以上に通じたものを採る。…

※「秀才」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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