デジタル大辞泉 「吹通す」の意味・読み・例文・類語 ふき‐とお・す〔‐とほす〕【吹(き)通す】 [動サ五(四)]1 風が吹き抜ける。「涼風が家の中を―・す」2 風が吹きつづける。「一晩じゅう風が―・した」3 笛などを、吹きつづける。「一人でサックスを―・す」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「吹通す」の意味・読み・例文・類語 ふき‐とお・す‥とほす【吹通】 [ 1 ] 〘 自動詞 サ行五(四) 〙 風がたえず吹き続ける。また、風が吹き抜ける。[初出の実例]「み几帳のすきかげ哀れに、おひ風なまめかしくふきとほし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)朝顔)[ 2 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① 笛などを休みなく吹き続ける。笛を十分に吹き鳴らす。[初出の実例]「さらに、これが音(ね)のかぎりは、えふきとおさず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)横笛)② 大言壮語し、自慢し続ける。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例