普及版 字通 「吼」の読み・字形・画数・意味
吼
7画
(異体字)吽
7画
[字訓] ほえる
[字形] 形声
声符は孔(こう)。〔玉〕に「牛鳴くなり」とあり、擬声語であろう。字はまた吽に作る。仏教で教理を説くことを法吼といい、導師が獅子座にあって説くを獅子吼という。
[訓義]
1. ほえる、牛がほえる、わめく。
2. 大声でいかる、大きな音をたてる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕吼 ホユ 〔字鏡集〕吼 ウシノナク・イビキ・クツチ・ホユ・キク・ヨバフ
[語系]
吼xo、哮・xeuはたけりほえる意。hu、號(号)h、kyも声義近く、いずれも擬声語であろう。
[熟語]
吼▶・吼叫▶・吼号▶・吼疾▶・吼嘯▶・吼声▶・吼▶・吼怒▶・吼罵▶・吼噴▶・吼沫▶・吼雷▶
[下接語]
吟吼・鯨吼・号吼・唱吼・声吼・風吼・噴吼・法吼・鳴吼・雷吼
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報