呉崎新田(読み)くれさきしんでん

日本歴史地名大系 「呉崎新田」の解説

呉崎新田
くれさきしんでん

[現在地名]豊後高田市呉崎

周防灘に面し、南はかつら川右岸、北は赤坂あかさか川左岸までの地域で、玉津たまつ入津原にゆうづばる中伏なかぶし志手しての各台地および草地くさじ猫石ねこいし芝場しばば洪積台地を東の境とする。文政七年(一八二四)日田代官塩谷大四郎は周防灘の遠浅地帯の埋立てに着工。天保三年(一八三二)一一月呉崎新田が完成した。工事に要した費用は延べ三万両、人夫は三三万人にも上った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android