呉服町弐丁目(読み)ごふくまちにちようめ

日本歴史地名大系 「呉服町弐丁目」の解説

呉服町弐丁目
ごふくまちにちようめ

[現在地名]萩市大字呉服町二丁目

呉服町壱丁目の東に続き、御成道を挟む両側町。東はかわら町、北は油屋あぶらや町と恵美須えびす町。

宝暦元年(一七五一)の萩大絵図別冊文書によれば、町の長さ三二四間、家数一〇七、うち本軒一五、店借八九、貸屋三で、ほかに蔵が二〇ヵ所あった。明治一八年(一八八五)の「山口県地誌稿」では町の幅は東西一町三四間五尺、南北一町二四間。呉服町弐丁目も市町で、元和四年(一六一八)石州益田ますだ(現島根県益田市)から勧請したという市恵美須を小社に安置したが、「萩諸町之旧記草案」は「市頭之儀故、唯今之壱丁目に居置有之といへ共、其節は壱丁目・弐丁目之分ち無之故、呉服町市ゑびすといひ習はす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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