味生池跡(読み)あじうのいけあと

日本歴史地名大系 「味生池跡」の解説

味生池跡
あじうのいけあと

「国誌」の池上いけのうえ村の味生池の項に「当村池辺寺ノ前ヨリ今ノ池上一ニ戸坂ト有、新村(中略)ノ辺ニ続キタル田地ノ中ニ往古ハ大ナル池アリ、是ヲ味生ノ池ト云或記阿治宇池」とある。宝暦一一年(一七六一)しん村の下ケ名寄帳の下ケ名でみると、阿弥陀寺あみだじ(万日山)の西と北西独鈷どつこ山の東と北東に広がる低湿地跡地と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android