…86年(天明6)のころ,日ごろ不信を抱いていた伊勢人本居宣長に対して,その著書《鉗狂人(けんきようじん)》の評を中心に,その皇国絶対化の思想を激しく批判し,宣長もこれに尖鋭に応酬した。これが《呵刈葭(かかいか)》(1788成立)にまとめた,宣長・秋成論争である。この論争に嫌気がさしたこと,健康を害したことなどの理由で,この年にわかに医を廃業し,大坂北郊の淡路庄村に隠遁した。…
※「呵刈葭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...