呼び水政策(読み)よびみずせいさく(その他表記)pump-priming policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呼び水政策」の意味・わかりやすい解説

呼び水政策
よびみずせいさく
pump-priming policy

誘い水政策ともいう。不況期において財政支出を呼び水として,民間需要を喚起し景気を回復させようとする政策。 1930年代のアメリカでルーズベルト大統領によるニューディール政策の一環として試みられたが,政策実験は成功しなかった。その理由として,(1) 政府支出の規模の不十分,(2) 民間の投資意欲の減退などがあげられる。潜在的民間需要が旺盛な経済情勢であれば,一時的な不況がこのような政策により回復可能といえるが,民間需要が減退しきっているような大きな不況期には有効となりえない。 J.M.ケインズは長期不況の打開策としてこの一時的支出政策を否定し,継続的支出政策を主張した。

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