呼入れる(読み)ヨビイレル

デジタル大辞泉 「呼入れる」の意味・読み・例文・類語

よび‐い・れる【呼(び)入れる】

[動ラ下一][文]よびい・る[ラ下二]
呼んで中に入れる。招き入れる。「来客を家に―・れる」
嫁として家に入れる。
「―・れて間のなき女房に」〈浮・織留・六〉
[類語]呼び込む招じ入れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呼入れる」の意味・読み・例文・類語

よび‐い・れる【呼入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]よびい・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 声をかけて中へ招き入れる。さそい入れる。
    1. [初出の実例]「『なほこなたに』とて、御ざうしによびいれ奉り給て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)
  3. 嫁として迎え入れる。
    1. [初出の実例]「十五日宛七夕のうし 呼入てまたはつかしの花紅葉」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)八)

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