呼気(読み)こき

精選版 日本国語大辞典 「呼気」の意味・読み・例文・類語

こ‐き【呼気】

〘名〙 肺から体外へはき出す空気。⇔吸気
※奇病患者(1917)〈葛西善蔵〉「呼気が延び、鼻孔が拡がって」

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デジタル大辞泉 「呼気」の意味・読み・例文・類語

こ‐き【呼気】

鼻や口から吐く息。⇔吸気

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普及版 字通 「呼気」の読み・字形・画数・意味

【呼気】こき

息する。

字通「呼」の項目を見る

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栄養・生化学辞典 「呼気」の解説

呼気

 肺から排出される空気.

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世界大百科事典(旧版)内の呼気の言及

【横隔膜】より


[呼吸と腹圧]
 横隔膜が収縮すると,上方に凸のドームが扁平になり,その分だけ胸腔が広がり,胸膜腔内の陰圧が増し,息を吸いこむ(吸気)。また横隔膜が弛緩すると,ドームは再び上方に向けて高まり,胸腔が縮小して息をはき出す(呼気)。われわれが日常行っている呼吸運動には,このような横隔膜の上下運動による横隔膜呼吸(腹式呼吸ともいう)と,肋骨の上下運動による肋骨呼吸(胸式呼吸)とがある。…

【鼻】より

…鼻閉が高度となって口から呼吸すると,吸気に与える鼻の空調作用が失われ,咽頭,喉頭,気管などに悪影響を及ぼすことになる。ふつうの室温で鼻腔から吸気に与える水分は1日約430gで,呼気から鼻腔が回収する水分は1日約130gであるから,鼻腔が1日に失う水分は約300gとなる。また鼻腔が吸気に与えた熱の約1/3が呼気で回収される。…

※「呼気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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