和て同ぜず(読み)わしてどうぜず

精選版 日本国語大辞典 「和て同ぜず」の意味・読み・例文・類語

わし【和】 て 同(どう)ぜず

  1. ( 「論語‐子路」の「子曰、君子和而不同、小人同而不和」から ) 人と争わずむつまじくするけれども、無定見に同調することはしない。主体性をもって人と仲よくする。
    1. [初出の実例]「当時流行の歌学にも歌合にも、彼は、和して同ぜずといふ態度で臨んでゐたと察せられる」(出典:西行(1942)〈小林秀雄〉)

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