和佐尾村(読み)わさおむら

日本歴史地名大系 「和佐尾村」の解説

和佐尾村
わさおむら

[現在地名]小川村和佐尾

現小川村の東北を占め、虫倉むしくら(一三七八メートル)の西山腹の山村。慶長七年(一六〇二)の川中島四郡検地打立之帳(小柳文書)に初めて「一高百九拾石四斗六升四合 和佐尾村」とその村名がみえる。元禄の松城領高辻帳の添目録(大日方文書)に枝村として、西松尾にしまつお村・味大豆あじまめ村・東松尾ひがしまつお村・富吉とみよし村・栗本くりもと村をあげていて、江戸時代初めからの散村であった。江戸時代を通じ、村高一九五石余の小村で、うち畑方合一四二石余、麻畑三三石余、田方合一九石余となっていて、麻栽培が重要産業であった(小川村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android