日本歴史地名大系 「和州南都之図」の解説 和州南都之図わしゆうなんとのず 成立 寛文六年解説 南都の尾崎三右衛門開板。縦九五センチ、横六〇センチ。墨刷。東を上にし、道路中に町名を示し、興福寺・東大寺の塔頭は仮名符号・数字で図中に示し、図側に塔頭名を注記。平面図式であるが主要建造物・山などは鳥瞰式に表現。同一形式の図版で宝永六年開板のものがあり、前者との大きな相違は東大寺の大仏が露坐であったのが、大仏殿に代わっている。南都山村和泉開板。宝永版は大仏殿落慶式をあてこんだもの。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by