和音記号(読み)わおんきごう(その他表記)Akkordbezeichnung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「和音記号」の意味・わかりやすい解説

和音記号
わおんきごう
Akkordbezeichnung

音楽用語。和音の種類,位置,機能などを表示する記号。今日最も一般的に用いられる方法は,(1) 和音が音階上のどの音度にその根音をもつかをローマ数字で示す,(2) 和音の位置および形態アラビア数字で示す,(3) 和音の性質を明確にするため,長3和音に大文字,短3和音に小文字,増3和音に大文字と+,減3和音に小文字と○を使用,(4) 半音階的臨時の変化は,数字の右側に変化記号をつけて示す,(5) 特定の調の内部での機能を,T (トニック) ,D (ドミナント) ,S (サブドミナント) などの表示で示すなど。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android