品川寺門前(読み)ほんせんじもんぜん

日本歴史地名大系 「品川寺門前」の解説

品川寺門前
ほんせんじもんぜん

[現在地名]品川区南品川みなみしながわ三丁目

妙国寺みようこくじ門前の南、品川寺境内の東寄り、東海道両側に成立した門前町屋。東は品川浦に面する。南品川品川寺門前ともいう。元禄一一年(一六九八)門前町屋一五軒を許され、延享二年(一七四五)町奉行支配となる。町屋は東海道の東側に南北五一間余・東西一二間、同道の西側に南北五〇軒余・東西一二間、横町は片側町で東西三〇間余・南北一二間。品川寺は本尊の水月正観音にちなみ観音堂とよばれ、当門前は観音前とも称された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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