精選版 日本国語大辞典 「員茶」の意味・読み・例文・類語 かず‐ちゃ【員茶・数茶】 〘 名詞 〙① ( 数茶 ) 茶道で、銘を秘した数種の茶を飲みくらべ、のちにその銘をあてて勝負を決める競技。十服茶。闘茶。茶歌舞伎。[初出の実例]「可レ為二如何一哉。種(カズ)茶。種香之勝負亦奈何」(出典:尺素往来(1439‐64))② ( 員茶 ) 茶道の七事式の一つ。亭主のたてた薄茶を席順によらず、札元の取り出した札を引きあてた客から順に飲む式法。[初出の実例]「数茶之式 一、香の札十組の内一組より二枚づつ出し或は一なれば何れも一を揃ひ、客の札一枚づつ主客五人に札五枚、客の札五枚、主客十人に札二十枚、折居に仰むけ入用」(出典:茶道七字要書) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例