山川 日本史小辞典 改訂新版 「唐招提寺講堂」の解説
唐招提寺 講堂
とうしょうだいじこうどう
天平宝字年間(757~765)に平城宮朝集殿(ちょうしゅうでん)を移築し改造した建物。1275年(建治元)大規模に改造された。内部に鎌倉時代の論議台2基をおく。高さ11.2m。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
天平宝字年間(757~765)に平城宮朝集殿(ちょうしゅうでん)を移築し改造した建物。1275年(建治元)大規模に改造された。内部に鎌倉時代の論議台2基をおく。高さ11.2m。国宝。
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…奈良市五条町にある律宗の総本山。古くは唐律招提寺ともいわれ,単に招提寺ともいう。唐僧鑑真の開基にかかり,今日,金堂,講堂,鐘楼,鼓楼,東室,経蔵,宝蔵,閼伽井(あかい)(醍醐井)などの伽藍が白砂青松の中に規矩整然とのこり,奈良時代寺院の面影を今に伝える唯一の寺である。12年の歳月と6回目の渡航によって伝戒の初志を貫徹しようとした鑑真とその随伴の諸僧は,東大寺唐禅院に留住していたが,758年(天平宝字2)僧綱の任より解放された鑑真は,平城右京5条2坊にあった新田部親王の旧宅の地を拝領し,757年に賜った備前国の水田100町を財源として当寺を創建した。…
※「唐招提寺講堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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