パウルス1世(読み)パウルスいっせい(その他表記)Paulus I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パウルス1世」の意味・わかりやすい解説

パウルス1世
パウルスいっせい
Paulus I

[生]?. ローマ
[没]767.6.28. ローマ
ローマ出身の第93代教皇(在位 757~767)。聖人。兄の教皇ステファヌス2世(3世。在位 752~757)のもとで教皇庁の要人となり,757年4月,兄の死去に伴って教皇に選出された。ランゴバルド王デシデリウス(在位 756~774)とビザンチン皇帝コンスタンチヌス5世(在位 741~775)からの敵対的圧力に対抗するため,フランク王ピピン(在位 751~768)と同盟関係を結び,成立間もない教皇領の地位を強化した。また,東方教会によるイコノクラスム(聖像破壊運動)の再開に厳しく抗議し,これによる迫害で追放されたギリシアの修道士をローマに受け入れた。多くの聖遺物をカタコンベ(地下墓地)からローマの教会へ運ばせたことでも知られる。祝日は 6月28日。

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