改訂新版 世界大百科事典 「景徳王」の意味・わかりやすい解説
景徳王 (けいとくおう)
Kyǒng-dǒk-wang
生没年:?-765?
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
朝鮮、新羅(しらぎ)の第35代王(在位742~765)。諱(いみな)は憲英。前王孝成王の同母弟、父は聖徳王。聖徳王代に獲得した大同江以南の地域に対する経営に力を入れるとともに、唐の制度に倣った官制改革を実施するなど、支配体制の強化に努めた。また仏国寺と石窟庵(せっくつあん)は、この王の代に創建されたと伝えられるように、仏教を中心とした新羅の文化が大きく花開いた最盛期であった。しかし、一方では、三国統一以来進められてきた中央集権化の矛盾も顕在化し、貴族官僚の地域支配を否定するために一度は廃止された禄邑(ろくゆう)制度(俸禄(ほうろく)制度の一つ。特定の地域を禄邑に指定し俸禄などの経費にあてた)が、757年に復活し、貴族官僚の勢力基盤の拡大、強化に道を開くことになった。こうした矛盾はやがて諸勢力の対立を生み出し、次の恵恭王代には内乱が多発するようになった。
[木村 誠]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加