唐櫃・屍櫃・辛櫃(読み)からびつ

精選版 日本国語大辞典「唐櫃・屍櫃・辛櫃」の解説

から‐びつ【唐櫃・屍櫃・辛櫃】

〘名〙 (古くは「からひつ」)
① (唐櫃) 足のついたひつ。外反りの足が各面に一本ずつの四本、または、前後に二本ずつ、左右に一本ずつの六本あるのが普通。衣類・調度品などを入れるのに用い、長唐櫃、(にない)唐櫃、小唐櫃、記録入唐櫃などがある。かろうと。かろうず。からと。
正倉院文書‐天平六年(734)出雲国計会帳「送節度使祿料納絹韓櫃弐合領状」
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「おほひしたるからびつ二よろひ」
② (屍櫃・辛櫃) 遺体を入れる
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「『石のからひつに入るるぞかし』右大弁『壁の中にをさめさせへとにやあらん』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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