唐渡(読み)からわたり

精選版 日本国語大辞典 「唐渡」の意味・読み・例文・類語

から‐わたり【唐渡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外国に渡航すること。
    1. [初出の実例]「くやしく過しむかし商ひ 唐わたりせんよりへらせ人の口〈西武〉」(出典:俳諧・誹諧独吟集(1666)独吟萩の花)
  3. 外国から渡来すること。また、その人や物。
    1. [初出の実例]「鳳凰の娵はたんすもから渡り」(出典:雑俳・柳多留‐五五(1811))

とう‐わたりタウ‥【唐渡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 唐土へ渡ること。また、古く東南アジア方面へ渡航すること。
    1. [初出の実例]「三年すきて、このたうわたりのことまことになるほとに」(出典:成尋阿闍梨母集(1073頃))
  3. 唐土から渡来すること。また、その物。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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