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唐土 トウド

4件 の用語解説(唐土の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

とう‐ど〔タウ‐〕【唐土】

昔、日本から中国をさして呼んだ名。もろこし。

もろ‐こし【唐土/唐】

昔、日本から中国を呼んだ名。から。とうど。
昔、中国から伝来したものにつけた語。
[補説]中国南方の越(えつ)(浙江(せっこう)省付近)の諸国・諸族の「諸越」の訓読みから起こり、最初その地方をさしていたのが、しだいに中国全土をさすようになったという。一説に、その地方から諸物が渡来した意とも。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

唐土
もろこし

日本から中国をさしてよんだ古称。「諸越」を訓読してできた語とされる。諸越は百越と同義で、「越(えつ)」とは元来、中国の春秋戦国時代に、現在の浙江(せっこう)省からベトナムあたりにかけて勢力を振るっていた国の名称であったが、古代日本と越の諸国との交通が盛んであり、遣唐使船が浙江省あたりに着いたりしたことから、本来はその地方だけをさしていた名称が、しだいに中国全土の名称へと拡大し、「唐(とう)」「唐土(とうど)」「漢土(かんど)」と同義となった。また、中国から渡来した事物を表す名称の上に冠して、漢詩を「唐土歌(もろこしうた)」、中国人を「唐土人(もろこしびと)」、中国船を「唐土船(もろこしぶね)」、中国の書物を「唐土書(もろこしぶみ)」などと称するように意味が拡大してきた。[藁科勝之]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の唐土の言及

【筑羅が沖】より

…中世の物語草子や幸若舞・説経節などの語り物にあらわれる架空の地名。日本と中国(唐土)との潮境にあったとされる海。そこでは異界の者との闘争などが起こるのが普通で,たとえば幸若舞の《大織冠(たいしよかん)》では人と修羅とが戦い,《百合若大臣(ゆりわかだいじん)》では魔界の者のような蒙古(むくり)軍と戦うことになっており,《浄瑠璃物語》ではやや文芸化され,唐土の猿と日本の猿とが争ったとされる。…

【筑羅が沖】より

…中世の物語草子や幸若舞・説経節などの語り物にあらわれる架空の地名。日本と中国(唐土)との潮境にあったとされる海。そこでは異界の者との闘争などが起こるのが普通で,たとえば幸若舞の《大織冠(たいしよかん)》では人と修羅とが戦い,《百合若大臣(ゆりわかだいじん)》では魔界の者のような蒙古(むくり)軍と戦うことになっており,《浄瑠璃物語》ではやや文芸化され,唐土の猿と日本の猿とが争ったとされる。…

※「唐土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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