唐紙表紙(読み)からかみびょうし

精選版 日本国語大辞典 「唐紙表紙」の意味・読み・例文・類語

からかみ‐びょうし‥ベウシ【唐紙表紙】

  1. 〘 名詞 〙 金平本、六段本などと呼ばれた、絵入り浄瑠璃正本類。寛文一六六一‐七三)頃から享保一七一六‐三六)頃に江戸で出版された。
    1. [初出の実例]「享保年中の頃迄できたる江戸草そうしのはじまり正本と云ふものあり、俗にからかみひゃうしと云ふ」(出典:黄表紙・辞闘戦新根(1778))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android