唯授一人(読み)ゆいじゅいちにん

精選版 日本国語大辞典 「唯授一人」の意味・読み・例文・類語

ゆいじゅ‐いちにん【唯授一人】

  1. 〘 名詞 〙 秘伝などを、ただ一人だけに授けること。また、ただ一人だけが授かったもの。
    1. [初出の実例]「古来碩学の相承し来る、一念三千の法門、唯受(ユイジュ)一人の口決共を様々にぞ問たりける」(出典太平記(14C後)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android