問民村(読み)とうみんむら

日本歴史地名大系 「問民村」の解説

問民村
とうみんむら

[現在地名]浦河郡浦河町荻伏町おぎふしちよう

明治初年(同二年八月から同六年の間)から明治一五年(一八八二)までの村。浦河郡の南西部に位置し、現在の荻伏市街とJR荻伏駅の中間、荻伏小学校グラウンドから元浦もとうら川の河川敷にかけての一帯に相当(浦河町史)近世史料(「戊午日誌」宇羅加和誌など)にトフミンタレ、トクニンタラなどとみえる地にあたり、玉虫「入北記」(安政四年九月二日条)に「トフミンタレ村」とみえ、家数一三、人別五三(男三四・女一九)。「日高国地誌提要」に問民誰村とあるが、明治六年一二月の浦河支庁管下の村調査(「事業報告」第一編)や同九年の大小区画沿革表には問民村とあって、この頃には問民の表記が確定。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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