啓行(読み)ケイコウ

デジタル大辞泉 「啓行」の意味・読み・例文・類語

けい‐こう〔‐カウ〕【啓行】

[名](スル)
先導すること。先払いをすること。
旅立つこと。
欧州の人交易の為に他州へ出帆せんとするや、必先英語を学んで而る後―す」〈岡三慶・今昔較〉

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精選版 日本国語大辞典 「啓行」の意味・読み・例文・類語

けい‐こう‥カウ【啓行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 先導すること。先にたって進む道を開くこと。先ばらい。
    1. [初出の実例]「不然陰帝朝玉府、群卒啓行為先駆」(出典:星巖集‐乙集(1837)西征集四・普賢洋遇大風)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・六月〕
  3. 旅に出ること。旅立つこと。かどで。旅立ち。
    1. [初出の実例]「丁酉の晩夏遂に豚児(せがれ)京水を従て啓行(ケイカウ)す」(出典:随筆北越雪譜(1836‐42)二)

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普及版 字通 「啓行」の読み・字形・画数・意味

【啓行】けいこう(かう)

出発する。また、先駆する。〔詩、小雅六月〕元戎十乘 以て先づ行を

字通「啓」の項目を見る

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