哭声(読み)コクセイ

デジタル大辞泉 「哭声」の意味・読み・例文・類語

こく‐せい【×哭声】

泣き叫ぶ声。
「遥に啾々しゅうしゅうたる婦人の―あり」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「哭声」の意味・読み・例文・類語

こく‐せい【哭声】

〘名〙 泣きさけぶ声。
読本椿説弓張月(1807‐11)前・題詞「琉軍戦慄和軍営、満谷連山遍哭声」 〔杜甫‐兵車行〕

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普及版 字通 「哭声」の読み・字形・画数・意味

【哭声】こくせい

なくこえ。唐・杜甫〔兵車行〕詩 耶(爺)孃(やじやう)妻子、走りて相ひる 塵埃に見えず、咸陽橋 衣を牽(ひ)き足を頓(つまだ)て(さへぎ)りて哭す 哭聲は直ちに上りて、雲霄(うんせう)を干(をか)す

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