善哉餠(読み)ぜんざいもち

精選版 日本国語大辞典 「善哉餠」の意味・読み・例文・類語

ぜんざい‐もち【善哉餠】

〘名〙
※鹿苑日録‐明応二年(1493)二月六日「以前有煎茶之果。今者善哉餠也」
狂歌・後撰夷曲集(1672)九「大納言小豆ににたる物なれば、せんさい餠は公郷(くきゃう)にてくへ」
江戸習慣で、子どもが満一歳未満で立ち歩くようになった時、踏ませたり、背負わせたりする餠。切って親族に贈る。尻餠。立ったら餠。

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