日本歴史地名大系 「善波村」の解説 善波村ぜんばむら 神奈川県:伊勢原市善波村[現在地名]伊勢原市善波南・西・北の三方を山に限られ、北境を村内を源流とする善波川が流れる。西は寺山(てらやま)村・名古木(ながぬき)村(現秦野市)、南は北矢名(きたやな)村・落幡(おちはた)村(現秦野市)、東は坪内(つぼのうち)村・笠窪(かさくぼ)村に接する。矢倉沢(やぐらさわ)往還が通り、西境で善波峠に達する。小田原衆所領役帳に西郷右京亮「四拾五貫文 中郡善波」とある。「吾妻鏡」建長六年(一二五四)三月一二日条にみえる善波太郎入道は当地出身の武士とされる(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by