日本歴史地名大系 「御嶽社」の解説 御嶽社おんだけしや 大分県:大野郡清川村高城村御嶽社[現在地名]清川村宇田枝御嶽山(六〇〇・九メートル)の山上にある。祭神は国常立尊・彦火火出見尊・少彦名命など。創建の年代は不詳。旧郷社。宝徳元年(一四四九)大友氏を継いだ親隆は島津氏との数度の戦に敗れ、日向国行縢(むかばき)山神(現宮崎県延岡市)に戦勝を祈願してついに勝利を得た。凱旋にあたって誓いどおりに自領内に行縢山神を勧請することを決め、神験によって御嶽山上に社地を定めて祠を建立したと伝える(豊後国志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by