善者(読み)ぜんしゃ

精選版 日本国語大辞典 「善者」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しゃ【善者】

  1. 〘 名詞 〙 よい人。善人
    1. [初出の実例]「善者(ゼンシャ)其祐悪者受其誅則国安而衆善至〔三略〕」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 「いかなる賢人善者(ゼンシャ)なりとて、いまだ情欲を有ぬは稀なり」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
    3. [その他の文献]〔老子‐八一章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android