デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「喜多川相説」の解説 喜多川相説 きたがわ-そうせつ ?-? 江戸時代前期の画家。俵屋宗達(たわらや-そうたつ),俵屋宗雪とおなじ「伊年(いねん)」印をもちい,宗達の後継者とつたえられる。遺作の落款によれば,法橋(ほっきょう)となり,72歳で存命していた。号は宗説ともかく。代表作に「四季草花図屏風(びょうぶ)」(根津美術館)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の喜多川相説の言及 【琳派】より …光悦の書風は弟子たちに受け継がれ光悦流を形成し,孫の光甫(空中)は絵画,陶芸にも作品を遺した。宗達は弟子を教育して工房的制作を行ったが,その一人と推定される俵屋宗雪が跡を継ぎ,さらに喜多川相説へと受け継がれた。宗雪は加賀の前田家に仕え,相説は金沢を本拠地として多くの草花図を制作した。… ※「喜多川相説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by