新撰 芸能人物事典 明治~平成 「喜納昌永」の解説
喜納 昌永
キナ ショウエイ
- 職業
- 民謡歌手
- 生年月日
- 大正9年
- 出生地
- 沖縄県 沖縄市
- 経歴
- 早弾きの天才として知られ、大阪の普久原朝喜に呼ばれ一緒に舞台に立ったことと、のど自慢で鐘を3つ鳴らしたことにより、一躍注目を集めた。沖縄民謡に華やかな衣装、立ちながらの演奏、男女が一緒に歌うスタイルを取り入れた他、打楽器の三板を発明するなど、エンターテインメント性の確立に尽力。戦後の沖縄民謡の草分け的な存在で、前川朝昭、小浜守栄、嘉手苅林昌、山内昌徳らと沖縄民謡の第一期黄金時代を築いた。一方、昭和32年喜納昌永民謡研究所を設立。39年より高弟の滝原康盛との共著で、三線の楽譜集「正調琉球民謡工工四」(全12巻)、「正調琉球民謡早弾工工四」(全1巻)を出版、伝承にも貢献した。また、ゴモンレコードを設立してコロムビアレコードと提携、250曲余をレコーディングして遺した。平成13年初のアルバム「カチャーシー特集」「情歌特集」をリリース。息子はミュージシャンの喜納昌吉。
- 没年月日
- 平成21年 12月24日 (2009年)
- 家族
- 息子=喜納 昌吉(ミュージシャン・参院議員)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報